コーヒーのフィルターは白の一択!
コーヒーのペーパーフィルターには、漂白済みの白いタイプと、無漂白の茶色いタイプの2種類があります。
各メーカーがどちらも販売しているので、迷ったことはないですか?
これは、先に結論を言いますと、白い漂白タイプのフィルターを使ってください。
味に関して言えば、敢えて無漂白を選ぶ理由はありません。
漂白と無漂白の違いは?
簡単に言うと、漂白してあるか、していないかの違いです。
ペーパーフィルターはその名の通り、紙で出来ています。バージンパルプ100%ですが、パルプ自体が天然の木から作られるため、木の色やにおいがあります。それをそのまま使用しているのが茶色い無漂白ペーパー。漂白しているのが漂白ペーパーになります。
…おや?と気づいた方もいるでしょう。
そうです、茶色い無漂白のペーパーには、パルプ独特のにおいがあるのです。
もし、いま無漂白の茶色いペーパーを持っていたら、ドリッパーにペーパーをセットして、コーヒーの粉を入れずに熱湯だけを通してみてください。
そして、その液体(お湯ですが)を飲んでみましょう。紙の臭いと味がはっきりと分かるはずです。(かなり衝撃的ですよコレ…)
意外とこのことを知らずに、そのまま使っている方が多いのですよ。
本来、無漂白ペーパーは一度お湯を流す「湯通し」をして、においを取ってから使うべきなのですが、やってる人は少ないですよね。しかも、湯通しをしても完全ににおいを取り除くことは難しいです。
つまり、無漂白ペーパーを使うと、コーヒーに余計な味やにおいがついてしまうのです。
白い漂白ペーパーであればそんな心配はありません。
漂白って安全なの?
これはよく勘違いされるのですが、現在のほとんどのコーヒーフィルターで、漂白には「酸素」を使っています。なので薬品の残留はありません。
昔は塩素で漂白していたので、その印象が残っているのでしょうね。
ちなみに、100均などのペーパーはどうなのかわかりません。心配な方はKONOなどの「酸素漂白」と記載のある商品を買いましょう。メーカー品でも安いですしね。
では、なぜ茶色い無漂白ペーパーを売り続けているのか
個人的には、自然派とかエコとか、見た目の印象で購入する人が多いからだと思っています。
販売店の方に聞くと、やはり無漂白のペーパーを求める人が結構いるらしく、置かざるを得ないということらしいです。
「このペーパーだと木のにおいがするのでやめた方がいいです」とはなかなか言えないですしね。
そんなわけで、私は「白い漂白のペーパー」をおすすめします。