コスプレ造形でバルサ材を使うメリット

主流はライオンボード?

最近のコスプレ造形では、ライオンボードなどウレタン系のシートが主流かと思います。

非常に使い勝手のいい素材なので私もおすすめです。鎧系などはライオンボード+合皮が多いですね。曲げ加工が容易で、完成後もある程度動きになじんでくれるので、衣装には最適ですね。

しかし、ライオンボードの苦手とするものもありますので、なんでもかんでもライオンボード!というわけにはいきません。

例えば、刀などの薄くて長いものです。

ライオンボードは柔らかいので必ず芯を入れる必要があり、分厚くなりがち。また平面を出すのが難しいので、波打ったりゆがんだりしやすいです。(使ったことのある方は分かると思います。)また、意外と重いんですよ、この材料。

そこでバルサ材の出番です!

バルサはそもそも硬い(ウレタンなどに比べて)素材なので、直線・平面を作るのに向いています。ですので、剣などの刀身を作る材料としては最適です。通常使う分には芯材も必要ありません。

また、後から削ることができるのも大きなメリット。大まかな形を作ってから削り出すことで、非常に精度の高い作品を作ることができます。シャープなエッジを作ることで、硬質感を表現することも簡単です。

その他に、衣装に両面テープでくっつけたい小物も、バルサで作ればとても軽く取れにくいですよ!