こんなに違う!センサーサイズ
動画カメラのセンサーサイズは単板大型化が進んでおり、スーパー35mmフォーマットが中心となりつつあります。ムービーカメラに主に搭載されているセンサーサイズをざっと比較してみました。
スーパー35mm
SONY PXW-FS5やFS7、Canon C300やC100MK2、Blackmagic URSA Mini Pro 4.6Kといった、レンズ交換式のシネマカメラに多く搭載されているサイズです。また今後発売予定のCanon C200やPanasonic AU-EVA1もこのセンサーサイズを採用しています。
高画質。センサーの画素ピッチに余裕があるため、ラチチュードの広さと滑らかな諧調をもちます。またレンズのボケを活かした撮影が可能。
逆に、ピント合わせはシビアになります。
マイクロフォーサーズ
Panasonic GHシリーズ(GH4やGH5など)やオリンパスの一眼レフカメラに採用されている規格。もともと写真用の4:3のセンサーです。動画専用機ではPanasonic AG-DVX200に搭載されています。
1.0型
家庭用の上位機種やレンズ一体型の業務用機に採用されています。SONY PXW-Z150、X70やHXR-NX100、Panasonic AG-UX180やAG-UX90など。
1/2.3型に比べて高画質で高感度耐性もよくなっています。ピントなどあまりシビアにしたくないが画質は上げたい場合、このサイズがバランスがいいと思います。
1/2.3型
一般的な家庭用機や業務用の入門機に採用されています。また、3CCD(3CMOS)の業務用機にも多く使われているサイズです。
カメラや高倍率ズームレンズでも小型軽量化でき、画面全体にピントが合うため記録としての撮影には最適。