EOS R5の熱問題にTILTAがまさかの回答


7月末にキヤノンからEOS R5が発売されました。
Canon EOS R5は、スチル機としては間違いなくこのクラスでトップの素晴らしい性能ですが、一方で新しく取り入れた8Kや4K120Pでの熱問題(オーバーヒート)が取り上げられています。

8Kで約20分、4K120Pでは15分ほどで、内部保護のためシャットダウンしてしまいます。
その後、完全に内部が冷えないと、次の収録時間はさらに短くなるのです。

レビューサイトなどでもかなり大きな話題となっていて、キヤノンが何かしらの対策を打ち出すのではとまで言われていましたが、なんとTILTAが対策製品を発表しました!

それがこちらの「EOS R5 Cooling Kit」です!

見ての通り、バリアングルモニタを開いた部分に取り付けるファン付きの冷却ユニットとなっています。


この製品では、USB-Cからの外部電源を使用し、6200RPMのファンを駆動します。
またパーツの一部に「COOLING CHIP」という記述があり、おそらくパッシブのヒートシンクだけではなくペルチェ素子の熱交換ユニットを使用した強力な冷却システムとなっていると思われます。

TILTAは、24℃の冷却能力(TEMPERATURE REDUCATIONという書き方をしているので、24℃下げるという意味かと思われる)で、1分以内に15℃まで戻すことができるとしている。

なお、冷却は温度センサーが感知して制御しているとのこと。

もしキヤノンが排熱をボディ背面にしているのであればこの製品はかなり効果的で、熱問題を解決する強力な武器になりそう。

ユニットの固定は、EOS R5専用のケージとセットでする模様。
フルケージが必要ない人向けに、ベースプレートだけでも売ってくれるとありがたい気がします。

発売日・価格は現在のところ未定。

TILTAがこういった製品を出したので、ほかのメーカーも追従しそうな感じはありますよね。
ファン無しのヒートシンクとか。