iFootageのビデオ雲台Komodo K5のレビュー
アルミ合金やカーボン素材で高精度の撮影機材を提供しているIFOOTAGE。
今回購入した「komodo K5」も丁寧な作りで非常に滑らかな動きのビデオ雲台です。
フォーム素材にピッタリと収まっています。かなりしっかりとした梱包。最近の新しいメーカーらしいです。
内容は、Komodo K5の雲台本体と、プレート、パン棒。
航空機クラスのアルミ合金使用とのことで、全体的にスリムで精悍な印象。
三脚への取り付けは太ネジ(UNC 3/8-16)。細ネジ(UNC 1/4-20)の変換パーツが付属します。
三脚に取り付けた感じもスッキリとしていますね。(三脚はハスキー3段)
ボディや各パーツは綺麗で丁寧に仕上げられている印象です。表面はさらっとしたマット仕上げ。マンフロットのような鋳物感はありません(笑)
逆に慣れないうちは滑りやすいと感じるかも?
カメラ取り付けのプレート部分。
中心を0に、メモリがふってあります。実は写真の奥側(ロックネジの反対側)に中心の基準線があります。
カメラプレートはマンフロット互換です。
ただし、iFootageのプレートは前後どちら向きでも使える仕様でとても便利!(だからメモリの中心が0なんですね)
実はiFootage社製のクレーンではパーツによって前からプレートを差し込む場合があり(通常は雲台の後ろ(カメラはレンズ側)から挿しますが、これは逆です)、それも兼ねての仕様かなと。
プレートは回さなくていいので、そのあたりよく考えられていると思います。
脱落防止のロック付き。
ロックネジの3か所(プレート・パン・パン棒)は引っ張ることで角度が変えられるので干渉が防げます。
実際にカメラを載せたところ。
JVC GY-LS300CH+オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。
Komodo K5は高精度のベアリングを使用しているとのことで、かなりスムーズに動きます。
パンも滑らかで、問題なく使えます。
ただし、トルク調整はできないので、それなりの重さ(トルク感)はあります。すごく軽くするとかは出来ませんので素早いパンを求めるのは難しいですね。
それでも手持ちのマンフロット701HDVよりは軽めで扱いやすいです。
また、パン・ティルトのロックはON/OFFではなくジワジワ締まる感じなので、逆に重くしたい場合は締めつけ具合で調整ができます。
レンズが重くフロントヘビーな為、目一杯下げていますが、カメラ重量約2.2kgに対してKomodo K5のカウンターバランスが2.4kgとのことで、ぴったり止まります。
バネもそれほど強くないので、ある程度の重さの範囲ではバランスがとれるのではないかと思います。
また、この雲台はパンとティルトの重さがほぼ同じに感じます。斜め方向に振る時も力の加減がしやすいと思いました。
マンフロット701HDVとの比較。
komodo K5はアルミ製のため各パーツが薄くスッキリしています。
もちろんマンフロットのプレートも使えます。
JANコード:4906238816498
【仕様】
●ベース直径:60mm
●ネジ穴:UNC 3/8-16
●耐荷重:5kg (カウンターバランス力 2.4kg)
●高さ:98mm
●カメラ取り付けネジ:UNC 1/4-20
●重量:760g