ADAM Audio A3Xのステレオリンクの方法と注意事項
スタジオモニタースピーカーADAM Audio A3Xには「Stereo Link(ステレオリンク)」という機能がありまして、片側のスピーカーのボリュームで両側を同時にコントロールできるというもの。
アクティブスピーカーはスピーカーそれぞれにボリュームノブがあり(スピーカー自体にアンプが内蔵されている)、そのため左右は独立した音量になります。
基本はコントローラー側でまとめて音量調整をするのですが、それができない場合もあり、調整が面倒になります。
ステレオリンクの機能を使うと、普通の音量調整と同じ感覚で使用できるわけですね。
そこで調べてみたところ、ちょっと思っていたものと違うようだったので、紹介しておきます。
この機能があるから買おう、という方は確認してください。
まずA3Xの接続についてです。
英語ですが、そんなに難しいことは書いていません。
通常の接続では、RCA(アンバランス)もしくはXLR(バランス)ケーブルのどちらかを使用し、左右それぞれのスピーカーに接続します。
ごく一般的な方法。
一方でステレオリンク。
おや、XLRでの接続は出来ないようです。。
てっきりステレオリンクのアウトプットからインプットにつなげばいいのだと思っていました。
ステレオリンクを使用するには、まずボリュームをコントロールしたい側のスピーカーに、RCAケーブルで接続。1本はアナログINに、もう1本はステレオリンクINPUTです。
そして、ステレオリンクOUTPUTから、もう一方のスピーカーのステレオリンクINPUTに接続します。
…なるほど。
ちょっとややこし配線ですが。
相手のスピーカーのボリュームを制御するのではなく、調整した音声信号を渡す、という仕組みのようです。
うーん、普通にバランスで繋ぎましょう(笑)
このスピーカーを買ってアンバランス接続するメリットも特にないですし(バランスの音質はすごく良い)。
ただ、廉価なスピーカーはこの接続方法の物があるので、それも出来るよってことで付けた機能かと思いました。
ちょっと思ったものではなかったですが、ADAM A3Xは普通に使ってかなり良いスピーカーなので、普通に使ってください(笑)