発売間近！REDの小型モジュールシネマカメラ「RED KOMODO 6K」の情報まとめ

ハイエンドシネマカメラのREDから発売が予告されている「KOMODO 6K」。

RED KOMODOの特徴

Komodo 6KはREDのなかで最も「お手頃」なカメラとなります。
新しく開発されたS35mm 6Kセンサーを搭載し、小型ながらREDCOREをグローバルシャッターモードで撮影できます。
軽量のためジンバルやドローンにも搭載でき、既存のREDカメラと合わせて、これまでにないクリエイティブな映像表現が可能に。

他社のライバル機となるのが、同じモジュールタイプを採用しているZ CAM、KINEFINITYあたり、もしくはBMPCC 6Kですが、当たり前にRED Komodoが一番高いです。
ただし、REDはすべてのカメラで16stop+のダイナミックレンジを持っていますので、そのあたりを必要とするかどうかで選ぶカメラは変わってきます。

RED KOMODOのスペック

・6K Super35 27.03 x 14.25mm (6144 x 3240)
・グローバルシャッター
・Full-sensor 6K 40fps、6K WS 50fps、4K 60fps、2K 120fps
・12G-SDI output（2160p 60fps）
・R3D files (REDCODE RAW)
・3.5mm microphone/headphone（XLRはなし）
・CFast 1スロット
・ワイヤレスビデオモジュール
・タッチスクリーンディスプレイ
・キヤノンRFマウント（オートフォーカス可）
・本体サイズ：4×4インチ(10.16 cm x 10.16 cm)
・重量：900g

RED KOMODOはSuper35mm 6Kセンサーを搭載した、小型のモジュール機です。

マウントはキヤノンのRFマウントを採用。
オートフォーカスが可能とのことですが、あくまでもシネマカメラの位置づけなので、スピード・精度に関してはあまり期待しないほうがいいかもしれません。

記録メディアはCFast 2.0の1スロット。
これまでREDのカメラは専用の記録メディアが必要でしたが、KOMODOでは初めて汎用メディアが採用されました。
XQDもテストして、あえてCFastとのこと。
ProGrade Digital (プログレードデジタル) のCFast2.0カードなど安価なカードも出てきているので、入手に関しては困らなそうです。

$6,000-という価格

REDのシネマカメラは映像業界で使われるハイエンドのカメラなので非常に高価です。
しかし、KOMODO 6Kは当初から$6,000-（日本円で65万円くらい）と言われており、同社のスマートフォン「RED Hydrogen One」の所有者には割引価格で提供するとのことでした。

多くの情報サイトでは、実際の発売価格はこれよりも高価になるだろうと予想していましたが、最新の情報では本当に$6,000-になりそうです。

本体の価格が$6,000-、特別カラー仕様は$7,000-とのこと。
国内価格は代理店のマージンにもよりますが、70万円台にはなりそうですね。

REDのカメラとしては破格。

RED Komodoの発売開始は6月1日？

RED Digital Cinemaの社長であるJarred氏によると、RED Komodoは2020年6月1日から発売予定とのことですが、まず最初にカスタム色で限定版のKomodoを発送し、次にストームトルーパー（ホワイト）エディション、その後、通常のブラックバージョンとなりそう。
RED自体、コロナの影響からようやく動き出したところらしく、最初のカスタムカラーのモデルもごく少量ずつの出荷になると述べています。
通常バージョンのRED KOMODOはいつごろになるかはまだ発表されていません。

それでも出荷が開始されるということは、レビューなども出てきますから楽しみですね。