SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21がアレレ?な件

Lマウント用のコンバーター「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」


SIGMA SAマウント用交換レンズ、およびSIGMA製キヤノンEFマウント用交換レンズをLマウント採用のカメラボディで使用するためのコンバーター「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」。
Eマウント用MC-11はシグマ製だけでなくキヤノン純正レンズもフル機能で使用できて便利なのですが、Lマウント用のMC-21はちょっとそうでもないようです。

Panasonic LUMIX S1・S1Rとの組み合わせにおいての注意点

シグマから「Panasonic LUMIX S1及びLUMIX S1Rとの組み合わせにおいての注意点」として下記の内容が上がっています。

・オートフォーカスモードはAF-Sのみでご使用頂けます。AF-Cを選択することはできません。
・動画撮影時のAF連続動作はお使いいただけません。
・タッチAFはご使用になれません。
・マニュアルオーバーライドMO(Manual Override)機能を搭載したレンズにおいては、合焦後のマニュアル操作のみ可能です。
・MFガイドはご使用になれません。
・手ブレ補正機能は、カメラ本体側とレンズ側を同時に使用することができません。カメラ側、レンズ側のいずれかを選択してご使用ください。
・一部のレンズに搭載のAFファンクションボタン、フォーカスプリセットボタンはご使用いただけません。

コンティニエンスAFが使えないなど、かなりの機能制限があるようです。

MC-11ではこういう制限はありませんから、シグマの問題というよりは、LマウントとEFマウントの接点や信号のやり取りで互換性のない部分があると考えるのが自然でしょうか。
今後、アップデートや新機種で改善されればいいのですが、難しい場合、EFレンズはAF-Sでの使用に限られることになりますね。

もちろん、コンバーターを使用する時点で、あまり高速なAFは期待できないのですが、ムービーでEFレンズを使う方は多いはずなので、S1Hなどに影響が出そうです。

その他のカメラとの互換性について

ここで、その他というとライカ社のカメラになります。

2019年2月26日の発表時には、ライカ社のカメラで使用できる旨の記載をしましたが、現在販売しておりますライカ社のLマウントカメラにはご使用いただけない仕様に変更となりました。お客様においてはご迷惑をお掛けしますことをお詫び申し上げます。

現状、ライカのカメラ(Leica SL、TL2、CL)には使えないということになります。
私はライカSLの新機種(Leica SL2)にニコンから乗り換えようと思っていたのですが、唯一ラインナップにないシフトレンズをキヤノン製で使いたかったので複雑です。(Sシリーズの120mmはありますが…)

しかしこれ、仕様変更なんですよな。
もしかしたら、ライカ用は別で発売するのかもしれませんね。

MC-11に比べると残念な仕様ですが、キヤノンレンズを使うには重要なパーツになるので今後に期待です。