部屋の反響や雑音を軽減するSEのリフレクションフィルターRF-X
SE ELECTRONICSのリフレクションフィルターRF-X、以前から気になっていたのですが、レコーディングスタジオで使用したところ非常に効果があったのでレビューします。
某レンタルレコーディングスタジオを利用した際に、クライアントが間違えてレコーディングブースではなく、練習用の部屋を借りてしまったことがありました。
とりあえずセッティングしてみたところ、室内にあったドラムセットが響く響く…
困ってスタジオと掛け合ったものの、あいにくその日はブースが空いておらず、このSEのRF-Xを試してくださいとのことで貸してくれました。
半信半疑で試したところ、明らかに反響音がなくなる…！
これならいける、ということで無事に収録を終えることができました。
リフレクションフィルターというのは、ボーカル用コンデンサーマイクなどの背面に設置し、部屋や周囲から余計な音が回り込んで録音されるのを防いでくれるアイテムです。
ホームレコーディング使用にフォーカスした、エントリーモデルのリフレクションフィルター。基本的な設計構造は米国特許を取得しているReflextion Filter Proと同様のデザインを採用しつつも、反射面はProject Studio Reflextion Filterと同様の単一層のポリエステルフォームを採用。フィルター背面の素材、スタンドマウント金具を改良し軽量化と耐久性を実現。マイクスタンドへの取り付けはストレートマイクスタンドの上部にマウントする構造になっています。
録音スタジオだけでなく、宅録などで部屋の反響が気になるのでしたらこれを取り付けるだけで非常に効果があると思います。
マットで残響のないすっきりした音で収音できるはずです。
SEのリフレクションフィルターラインナップの中では、RF-Xはエントリークラスです。
マウントはやや簡易的で角度調整はできません。
あまり大きいマイクには向きませんが、通常のコンデンサーマイクであれば問題なく設置できます。（ちなみにマイクはLEWITT LCT 441 FLEXを使いました。）
購入する場合は、サウンドハウスが直輸入品で一番安いと思いますが、Amazonも価格が変動するので安いタイミングかありますからチェックしてみるといいと思います。
ちなみに上位機種のReflexion Filter Proはフィルターのレイヤーが7層になりさらに効果が上がるほか、マウントも新設計で使い勝手が向上しています。
