【Profoto A1】HSS(ハイスピードシンクロ)を検証した

Profoto A1のハイスピードシンクロを検証。

Profoto A1ですが、ハイスピードシンクロ(HSS、A1ではHi-Sモード)では光量がかなり落ちます
最新のファームウェアB5でHi-S BOOST(ブースト)機能が追加され、ハイスピードシンクロ時の光量が4倍(2段分)上がりました。

通常時とハイスピードシンクロ時の比較と検証をしてみました。

古いファームウェア、もしくはHi-S BOOSTがOFFの場合

A1のファームウェアが「B5」より前の場合、Hi-S BOOST機能はありません。

テストの使用カメラはNikon D850。X接点は1/250秒です。

D850 F5.6 ISO100
A1:5.0
1/200
1/400(Hi-S)

D850 F2.8 ISO100
A1:3.0
1/200
1/400(Hi-S)

A1:7.0
1/400(Hi-S)

Profoto A1ではBOOSTしない場合は、Hi-Sモードになった時点で4段ほど光量が落ちる結果に。出力による差はあまりないようです。

それから、後述しますが、シャッター速度を上げていくと更に暗くなっていきますのでここも注意が必要。

Hi-S BOOSTを使った場合

Profoto A1のファームウェアB5以降ではハイスピードシンクロ時の光量が4倍になるHi-S BOOSTモードが搭載されています。

メニュー画面2ページ目の「Hi-S BOOST」を選び、ONにします。

D850 F2.8 ISO100
A1:3.0
1/200
1/400(Hi-S BOOST ON)
1/400(Hi-S BOOST OFF)
やはり、ハイスピードシンクロ時は光量落ちが発生しますが、先ほどの「Hi-S Boost OFF」の時よりは明るくなります。

A1:5.0
1/400(Hi-S BOOST ON)
Profoto A1の出力を5.0にすると同じ明るさに。光量落ちは約2段。たしかにHi-S BOOST機能で、出力は4倍(2段分)上がっているようです。

ただし、ハイスピードシンクロ時はシャッタースピードに左右される

通常ストロボを使う際には、シャッター速度はストロボ光には影響しませんので、ストロボ光は絞り(もしくは出力)・環境光(地明かり)はシャッター速度で調整が出来ますが、ハイスピードシンクロ時にはシャッター速度がストロボ光にも影響するようですね。

A1:6.0(Hi-S BOOST ON)
1/400
1/1000
1/2000
1/4000
1/8000

A1:10.0(Hi-S BOOST ON)
1/8000