以前の記事(→Nikon SnapBridge iOS11.2.5での不具合)でも書いた通り、OSバージョンによってはつながらなかったり(この問題はOSアップデートで解消しました)、それ以前は全く繋がらないとか不評の嵐だったNikonのSnapBridgeアプリ。
では、現在の最新バージョンではどうなのでしょうか?
ちなみに現時点での最新バージョンは「2.0.5」です。
現バージョンは「改良版」
SnapBridgeは2017年11月の更新で、内容が一新されました。
新規の接続についてはかなりの改善がみられ、「初めっから繋がりもしない」と酷評されていた以前に比べれば格段に良くなった印象です。
実際に、ユーザーコメントでも一定の評価が見られるようになりました。
コメント評価を見る際は、この前後でアプリの状況は全くと言っていいほど変わっていますので、各コメントの日付も併せて確認するといいでしょう。
もし、「前に使えなかったから」という理由で敬遠されている方は、一度試してみるといいかと思います。
一方で、カメラ側・アプリ側の双方から設定をしなければならない点など、システム自体の煩雑さは相変わらずではあります。
もっとも、これを変えるとおそらく全部のカメラのファームウェアアップデートと、説明書の更新が必要になるでしょうから、この部分の改善は難しいかもしれません。
実際の使用感はどうか
私の場合は、iPad Air2とD850での使用です。
実際使った感想は、「プライベートでは使えるけど、仕事では多少問題があるレベル」です。
この画像のカメラマークとモバイルマークの間にある5本のバーが画像送信中の合図なのですが、カメラを端末が接続されている状態でも転送が始まったり始まらなかったりします。
接続されていて、カメラにも未転送の画像があるにも関わらず、転送が開始されないのですね。
スムーズに転送されるときもあるので、設定の問題ではないんですよ。
こうなると、はたして何がきっかけで転送開始になるのか。
・一度シャッターを切る(まずこれをやります)
・カメラの電源オンオフ
・アプリの再起動
・Bluetoothのオンオフ
など。
で、結局、これをすれば転送を開始するキーになるものは特にありませんでした。。
困ったことにアプリには強制的に自動転送をさせる機能はないので(選択転送はありますが)、始まらないと手の打ちようがなくなります。
仕事で止まるとどうにもならないんですよね。。
あともう一つ、連続して撮影すると、途中で転送が止まる。
100カットくらい撮るといつの間にか止まってることがあります。
いずれ転送されていればいいかなって使い方では問題ないアプリですが、PCの代わりにビュアーとして仕事で使うにはちょっとまだ不安定かな、というのが現状のようです。
今後SnapBridgeに改善してほしいところ
まずは、上記の転送問題。
一度Bluetoothが圏外になってから復帰した際の、自動転送の強制的な再開方法を作ってほしいですね。
現状「待ち」しかないのは困ります。
それから、やはり「Wi-Fi」での接続でしょうか。
ライブビューは出来るのに、転送はBlietoothオンリーというのは残念すぎる仕様。
せめて、一時的にWi-Fiモードにするなどの機能は必要でしょう。
まぁ、とはいえ、そもそもNikonがSnapBridgeにどこまで本気なのかってところでしょうけど。
カメラの機能としてはずいぶん推してるんですけどねぇ。